9/4公式記事よりBlitzおよびCCでの共通の禁止改定とLLフォーマットでの制限が発表されました。
Blitz, CC共通禁止改定
・Art of War
・Bonds of Ancestry
・Cash In
・Orihon of Mystic Tenets
・Tome of Aetherwind
・Tome of Divinity
・Tome of Fyendal
・Tome of Firebrand
LLフォーマット制限
・Bonds of Ancestry(Bonds of Ancestryという名前のカードは1枚だけデッキに入れることができる)
今回の禁止改定について公式からの見解
5周年を迎えるにあたり
この公式記事は5周年にあたり10/11に当初予定していた禁止改定に盛り込む予定だったが、ロゼッタのワールドプレミアより前に公開することでプレイヤーが適切にロゼッタのカードを評価して購入できるように配慮しました。
今回の発表内容はFlesh and Bloodを制作したときの原点に立ち返り、これからの5年、さらにはその先もをプレイヤーの皆さんに楽しんで貰えるための措置なのです。
Flesh and Bloodのデザインに立ち返る
1.全力のスタート
全てのデッキがゲーム開始時にフルパワーである
2.分散を減らす
Flesh and Bloodに採用されたピッチシステムはデザイン意図を守り続けています。ゲーム後半に適切なリソースを得るにはそれに向けたゲームの組み立てが必要となります。
3.全てのカードに意味がある
1ゲーム終えるまでにデッキのカード全てをみることとなり、2週目を見据えることもあります。ですがこの原則は崩れています。極端にゲームスピードが速くなっているのが要因です。
4.素晴らしい判断が称賛され、運に依らない
ゲームの流れを判断し、そのプレイが勝敗を分けるのがFlesh and Bloodです。技量関係なしに何かをプレイしたから勝てたではなく小さなアドバンテージの積み重ねが重要視されます。また、こちらも原則は崩壊しており、LSSとして考え得る要因として
「アクションポイントを消費しない過剰なドロー」
「ライフを0にするための過剰な攻撃」
この二つに制限を掛ける必要があるため禁止という手段を取る結果が今回の禁止改定です。
プレイヤーとしての所感
今回の禁止改定は特にCCをプレイするときに感じる不快なデッキの駆逐に成功しています。
ライフの減った終盤のジリジリと押し引きのある攻防をZenをプレイすることでどれだけ楽しむことができたでしょうか?
Prismをプレイしていても1ターンで10枚を超えるカードを引いているときの感覚は不思議なものです。噛み合わない手札となることもありますが、オーバーキルにしてもやりすぎです。
日本語化がスタートしてMSTからBlitzでZenをプレイし始めた方は今回のLLは非常に早く、残念ですが他のデッキを楽しむチャンスができたと思って切り替えてもらいたいと思います。
初めてIraに触れたときの押し引きをもう一度思い出してもらえれば嬉しいです。
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