去る11月17日~19日にスペインのバルセロナで開催された世界選手権に参加してきました。
少しでも雰囲気が伝われば幸いです。
日程としては11月13日発21日帰国の6泊8日の未知の旅程でした。
出国
出国前日、とても苦しんでいました。
このまま日程が延期できるのであれば1週間くらい後ろ倒しにしたいほどに。
悪寒と共に38度の熱が出ていました。
解熱剤と栄養を取り、汗をかく。無事に平熱まで戻せました。
日本の気温はかなり秋らしくなっていましたが、バルセロナはまだまだ暖かそうでしたので羽織る上着だけは念のため持っていくことに。
10時発の飛行機ですが余裕をもって成田へ。
全てが初めてです。中東の地も、トランジットも。
今回はカタール航空を使いドーハを経由しました。
同便にはヨーロッパ方面へ向かう日本人の方が非常に多くいました。
搭乗手続きをしたところ、Oneworld(JALとかカタール航空の入ってるグループ)の上級会員にいつの間にかなっていたようでした。※これが最後に効いてきます。
ラウンジを使えるよと言われましたが、そんな時間は少なくゆったりするのは断念。
13時間、トップガンマーヴェリックを見たり、機内食を楽んだり寝て過ごしてドーハへ到着です。
喉は渇くのですがこれを買う決心はつきませんでした。
ちなみに軽食でサンドウィッチと思ってもコンビニで売られているようなものが1000円越えでした。
ドーハのマハド空港は巨大なカタール航空のハブ空港だと少し歩くだけでも感じられるほどの広さです。
この時のドーハ時間は午前3時。
そんな時間でもブランドショップやブティックが煌びやかに待ち構えていました。
待ち時間もあっという間、次はバルセロナまでの約8時間のフライトです。
本当に日本人が居ない。一人旅が始まった感がありこの辺からワクワクしてきました。
入国審査ではほとんど何も聞かれず日本のパスポートって本当に最高峰の性能しているんだなと実感しつつ、借りた部屋までバスで移動です。
バルセロナでの通信は国内で事前購入したSIMを利用しました。
開通させるために数日前にアクティベートが必要ですが、特に苦労はありませんでした。
バルセロナのバスはクレカ使えるのでかなり気楽に乗れます。
正直、体調が悪かったので動き回りたくなかったのですが、家主のおっちゃんが一通り近所を案内してくれるとのことで3,40分歩き回ることに。
スーパーと美味い飯屋を聞けたので十分に助かりました。
そのままスーパーで夕飯だけ買いこの日は食事をしてすぐ寝ることにしました。
体力の限界を迎えドカ食い気絶部は意識を失いました。
観光フェイズ
バルセロナの朝日はきれいです。※現地時間午前8時
7時ごろまでかなり暗いので感覚がバグります。
この日はまずマジックのカードを売りに知り合いのバイヤーから紹介された店舗へ。
物を預けて数時間後にまた戻ることに。
ちょっと歩くだけでもヨーロッパの異世界です。
バルセロナの街は京都のように統一された街並みという印象です。
徒歩10分ほどのサンタ・エウラリア大聖堂へ。
入館料は14ユーロでした。
海外から来た人が日本寺院のを見る感覚って自分の国にこんなものないわってなってるんだなと、つくづく実感しました。
ゲームでしか見たことないし、実在するんだと不思議な感覚で細部まで眺めていました。
だいたい1.5時間くらいまったりとみることが出来ました。
軽い昼食です。物価高と言われるヨーロッパではかなり安そうです。
概ね1ユーロ出せばクロワッサン、1.5ユーロでコーヒーは飲めます。
かけそばにお茶ついてきてるみたいな感じなのか。
続きまして、サンタ・マリア・ダル・マル教会です。
こちらは入館料は5ユーロ、それに屋上に上がるチケットが5ユーロとなっています。
息を呑んでじっくりとここも眺めていました。
ここから東側へ移動し公園→議事堂→凱旋門と見て回ります。
歩いていて飽きません。時間になったので一旦ショップに戻りその後、勢いで水族館へ向かいました。
割と日本にあるような水族館と同じような感じでした。
各地の水生生物ごとに分けた水槽が用意されているのですが、メイン水槽はバルセロナ近海の海となっています。
タツノオトシゴだけは日本でも見たことないような色合いの個体でした。
水族館に行くと魚介が食べたくなるやつです。
部屋の近くのTapasでサングリア※白を頼んだはずなのに赤だった
と白身魚と翻訳されたものはイカちゃんでした。
白身魚が食べたかった・・・
ちょっと心残りはありますが一日目の観光はこんな感じでした。
観光フェイズ~レセプション
ルームメイトのニイトさん、でっぱーさんとも合流したのでこの日からは3人行動です。
食当たりケアの人は部屋に置き去りにして、家主のおっちゃんおすすめの生ハム屋で朝食です。
暴食しなければ6ユーロぐらいです。
それでも旨さには抗えない。ものの30分で3回目のご購入。
この日は予約していたサグラダファミリアへ
普通に入館するだけでもいいのですが、おすすめのエレベーターを使って塔を昇るチケットを買いました。※39ユーロです。
かなり値段は高いですが、来た甲斐のある良い経験でした。
エレベーターに乗ると案内の人からこの後降りるのは階段が400段あるから心してかかりなさいと脅されます。
サグラダファミリアを目の前にしてランチです。
魚介パエリア最高でした。
そのあとは観光していない二人を連れて前日とほぼ同じルートでサンタ・エウラリア大聖堂→海沿いと見て回りました。
そしていい時間になったのでWorldsの会場へ。
レセプションが始まるまでは会場のバイヤーブースなどを見て回り、
各地のイベントで知り合った海外ニキに声を掛け、
レセプションご飯を食べながら、奥の方でJamus White氏がプレゼンをしているのですが聴衆が多すぎて全然見聞きできませんでした。
たまたま会場内でフラっと歩いていたWhite氏に声を掛けましたが、「日本人の90DaysXPやばい奴らいるね」と認識されているのには笑ってしまいました。
このタイミングで日本人全員そろって写真撮れたの良かったです。
プレイヤー8名+ジャッジ2名、この人数が来年には少しでも増えていれば嬉しいですね。
Day1
いよいよ、開幕世界選手権!
忘れ物がないように入念にチェックして会場へ。
R1 コントロールDash
× ゲーム序盤にドラゴンで盤面を作りたかったがAA中心のハンドと相手の1,2Tアイテムと動かれゲームにならず。
R2 Fai
× 当たってはいけない筆頭、AoWや細かいカードの使い方が非常にうまかった。
R3 Katsu
× 相手側にかなりミスが多かったが順当にドラゴンが処され負け。
R4 Dash
× ハイブリッド型でコンダ想定のサイドをした結果DRが防御値が足りず無事負け。
ドラフトラウンド
最下位ポッドで、9人卓でしたが1人ドロップしたようで8人でした。
ピックはぶっつけ本番のDash。卓2でそこまで強くはなかったですが対面の上位互換とR5で当たりEvo腕からしゃくって無事に1勝です。
このあとTekloと当たる可能性も考えるとかなり厳しいのでドロップしました。
成績は1-4
CCは勝てませんでしたがドラフトは日本勢が全体的に勝ち越していたので練習の成果が十分に出ていたと感じました。特にカードの評価がかなり分かれているようにも思えました。
日本人二日目進出者は
5-2 でっぱーさん
4-3 おかゆさん、どくいろさん、しやみさん
と続きました。
夜はドイツの強豪カルマニキのグループと食事です。
初日7-0のYiki Lee Benderを擁するチームです。
Yukiは体調が悪いとのことで少し話だけして部屋に戻ってしまいましたが、
北米~ヨーロッパのプレイヤーと楽しくピザを食べました。
マジでチーズがうまい。
Mr. Geniusはこのとき誕生しました。
Dya2
本日はシールドCallingです。
プールは辛うじてTekloの出来るプールなのでイーブンくらいの結果だろうと思いながら本戦へ
Maxx 〇
Teklo ×
Teklo 〇
Teklo ×
負けた相手は上位互換みたいな感じのプールでばっちりイーブンでした。
この環境のシールドは何枚ボム引いてるか強いカードに寄っているかになってしまうのでドラフトの方が好みです。
3-0ドラフトのでっぱーさんはそのあとの構築ラウンドでフューチャーマッチです。雄姿を見届けました。
CallingもドロップしてSigilイベントへ。
その間も勝ち続けるでっぱーさんは、なんと11-3。
Top8のコールです。1位から順に呼び出され8位までにでっぱーさんの名前はありませんでしたが、初参加で9位!
僥倖!
そして日本勢で食事へ
この日にふさわしい店の名前でした。
Day3
LL Battle Hardenedです。
今回は明らかにStarboしかいない想定で完全体Prismを持参しました。
R1 Starbo ×
R2 Starbo 〇
R3 Starbo ×
やってられるか!!!!
Starboについては握ったことがないですが、かなりプレイヤーによってプレイが変わるんだなと感じました。
CoSの起動は手札を揃えるために使われるため、今までのCoSとの使われ方とは全く違いました。
時間があったので会場前で食事です。
スペインの街で基本不味いものは出てきません。
海外初心者でも食べ物に関しては安心できる国だと思います。
初日に依頼したAPなどを回収して、疲れ果てて部屋へと戻りました。
デッキ選択について
Worldsでは勝ちたい。
特にデッキに関してはNationalのタイミングで使っていたBriarがLL入りしたため、どのデッキに舵を切るかは複数の択がありました。
①Dromai
②Katsu
③Dash
この辺りは9月時点で想定していたものです。
Dromaiが中心のメタになる予想ではあり、近いうちにLexiがLL入りすることを踏まえてDromaiを練習しつつ他の選択肢も模索する。
10月Calling台北ではDromaiを握りましたが、この時にはコントロールDashがかなり視野にあり、かつ第4の卓Dash I/Oも考えの中に出てきていました。
11月揺れ動く気持ちの中でCallingメルボルンではDash I/Oが快進撃を見せここからのデッキ変更は難しくなったためDromaiを詰めていくことにしました。
最終的なメタを見るとコントロールDashが良かったのかなと思っています。
直観的な選択でデッキの幅を広げるべきでした。
メタられる側のデッキはこのようなトップレベルの大型イベントでは避けるべきで、その辺りの経験が全くなかったのだなと痛感しました。
帰国
思い残すことがあってはいけません。
この日も全力で楽しんでから帰ります。
中心部の回っていなかったエリアを少し見て、お土産を買って空港へ。
帰りのフライト(ドーハまで)は関西組と一緒でした。
ここからはうれしい事件です。
10時間近いフライトでビジネスクラスへの無料アップグレードです!
最後にマネーフィニッシュした気分ですが、この運気は本番で発生して欲しかった。
このあとは長い長い時差ボケとの戦いが続いております。
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